いよいよ平成最後の参加大会である、「ありがとう平成小学生将棋大会」当日を迎えました。
棋才 平成の歩(あゆみ)という催しのサブイベントとして行われる大会で、事前に応募・当選していたもの。
千駄ヶ谷か新宿の各道場での認定級、または連盟へ申請して得た免状・認定状の級位によって4つのクラス(各32名ずつ)へ分かれての開催となります。昨年末頃に4級認定されたinkoはBクラス(4~8級)に出場となりました。
早起きしないと千駄ヶ谷に遅刻するからと伝えた時間より早く起きて、しっかりと準備を済ませていたinko。熱意が伝わってきます。
この日はツイッターで何度もつぶやいたように、対局以外にもお楽しみが盛りだくさんのイベントで、一番インパクトがあったのが開会式に駆けつけてくれるというゲスト棋士。
なんとあの藤井聡太七段!
参加者へのエールと対局開始の一声を発されている間、控え室に居た私が目に出来たのは、こんな光景でした。
写真奥の部屋が道場ですが、藤井七段の髪の毛の先っぽすら見えません。
このときの様子は後にネットニュースで見ることが出来ましたが、inkoがチラッと映ったのが嬉しかった(笑)。藤井七段の目の前がinkoの座席だったので、本人も相当嬉しかったようです。
他にも特別対局室の見学があり、サプライズで中村太地七段と一手ずつ指し合えるというおまけつき。
及川拓馬六段推しから心の揺れるほどの凛々しさを感じたようです。優しさと意志の強さを兼ね備えたオーラに、私もノックアウト寸前でした。
さてさて、大会の結果は予選を2連勝で通過後トーナメント初戦も白星、2戦目で敗退となりました。本戦終了者の勝ち抜き戦では2勝3敗として当日成績を5勝4敗で終えたという感じです。
4級として善戦したというのは間違いないけれど、本人は何ヶ月も昇級できずに悔しい思いをしていて、今回の結果も昇級規定に照らせば変わらないということで、何かが足りないということを痛感したと思います。何が足りないのかは本人にも私にも今はわからない状態。残念ではありますが、きっと彼女がこの先色々と感じて立ち向かってくれる事でしょう。
この数ヶ月の詰め将棋・逃れ将棋や終盤力に特化した取り組みは間違っていないどころか確実に彼女の力になっているのです。そこで鍛えた土台となる部分が、目に見えるほどの結果を生むというのは簡単な事じゃないと思います。この先は人に教わってパッと身につくような類のものよりも、言葉に換えられない実感のようなものを自分自身で手にしていかないといけない場面が増えるんだろうなと、畑違いながら多少は似たような世界に居た父は思うのです。
本人が悔しいと思っている以上、その気持ちのままに取り組める環境だけ用意してそっと見守っていれば大丈夫なのかなーと思いました。
将棋歴(8歳の誕生日から):1年8ヶ月
千駄ヶ谷・将棋会館道場:4級 (--/--)
石神井教室:7級(3/21)
将棋ウォーズ(10切れ):2級 (--/--)
81道場(オンライン):2級・R1404 (最高R1424)
将棋倶楽部24:12級・R369(最高R380)
大会入賞歴:
5位(2018年1月久喜市民 J級緑組)
3位(2018年12月とうきち杯D級)
0 件のコメント:
コメントを投稿