2018年9月7日金曜日

やられたら(他人に)やり返す。

台風が関西方面で猛威を振るい、大地震で北海道全体が甚大な被害を被っています。
被害に遭われた方に心より御見舞い申し上げます。
埼玉でも近県を震源とする地震で、ドスンという直下型の揺れを感じることが良くあります。決して他人事と思ってはいけませんね。皆様もお気を付けください。

さて先日の台風接近予報があった日は、会社を早退しました。会社のある中野から久喜までは荒川を跨ぐ橋梁があって、強風や増水で電車が止まるとお手上げなのです。
『この程度で早退か』という会社ではないのが救いですね。おかげでinkoの将棋の様子を見たり家族と平日の晩御飯を一緒に食べたりできました。

inkoは日課としてやっている詰将棋(Twitter#inko日課の詰将棋)以外に、将棋ウォーズ10分切れ負けを出来るだけ3局指してもらっています。
ウォーズで練習になるのかという話題はSNSでも良く出てきますが、これに限らずどんな練習でも個人個人にあったやり方や選択があるということですよね。

理解力や経験のある大人の人や相応の棋力がある人だったら、切れ負けの将棋は娯楽の範疇かもしれません。しかし直感力というのも、今のinkoにとっては伸ばすべき大事な要素なのだそうです。

これは今日の将棋ウォーズの2局目の棋譜から。相手の方の名前も出ていますが、棋譜検索すると誰でも見ることが出来る物なので隠しません。(inko後手番なので盤を反転しています)
3筋で駒がぶつかりそうなので飛車を回り、
交換した銀を打って飛車を追い返し、
3五歩としたら、飛車金両取りの割打ち。
このあと飛車を引いて金と銀を交換。次に▲3四歩と続いて抑え込まれてしまいました。
この形は何度も痛い目を見ているので私もよく指摘するのですが、何より本人が悔しい思いをしているはず。
そんなわけでこの対局に負けて、すぐに3局目を開始したようなのですが・・・。



3局目は先手番となりました。
飛先の歩を切って数手後、角交換される。
銀交換。悔しさ冷めやらぬinkoは当然・・・
怒涛の7一銀!(他人に)リベンジ成功!
ただ怒りに任せたわけではなく、相手の飛先の歩突きに対して飛車取りの先手になっていて、次の金を取る手は王手になるので飛車成りを許しません。この後の追撃は、
6二同玉に対して7一角
こういう攻めの形になると強いinko。
3局目はこのまま寄せ切って勝つことが出来たようです(少し怪しい手順でしたが)。
確かに2局目に良くない手がありましたが、こうやって3局目にそれを逆用できたことは経験値になってると思います。「同じ失敗をするな」と咎めなくてもこうやって徐々に上達していってくれるわけです。

楽しんで、経験して、身に付けていくというのが小学3年生の彼女にとって大事な事。いきなり持ち時間1時間とかの将棋を指させて「しっかり読みを入れるんだぞ!」と言っても、どこでどういう読みを入れたらよいのか、そもそもどんな形を目指していけば自分側が指しやすくなるのか?が理解しきれてないので、全く意味のない練習になってしまいます。

親の立場から見ると遊んでいたり気持ちが入ってないように見えても、子供たちは自分なりに精いっぱい工夫して楽しんでいく中で何かを見つけて学習しているのですね。
この先もinkoを信じて見守っていかなきゃと思います。


将棋歴(8歳の誕生日から):1年0ヶ月
千駄ヶ谷・将棋会館道場:5級 (8/21)
コスモス子供将棋道場:8級 (2/11)
将棋ウォーズ(10切れ):3級 (8/19)
81道場(オンライン):5級 (9/1)
大会参加回数:9回
大会通算実績(自由対局除く):23勝17敗
大会入賞歴:5位=1回

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