2018年8月19日日曜日

第3回YAMADAこどもチャレンジ杯

18日の土曜日、群馬県高崎市のヤマダ電機にて開催された『第3回YAMADAこどもチャレンジ杯』。7級以下の部であるJ3クラスにinkoが出場しました。

J2は1級から6級、J1は初段以上だったので、参加クラスは悩むところでした。

申し込み時点で将棋会館道場8級だった事と、1月3日に行われた同大会で予選2連敗を喫したリベンジがしたいので、今回はJ3でベストを尽くす気持ちで臨みました。

この一週間は一日おきに将棋会館道場へ行って、合計40局以上指しています。そのぶん家での日課や将棋ウォーズなどの進み具合が遅れがちだけど、それ以上の価値ある実戦経験だったと思います。

7ヶ月前の自分に、自信を持って努力の成果を見せつけて欲しいものです。


inko弟が腹痛を訴えていたので、私は彼を連れてトイレに向かって開店ダッシュしたのは秘密です。


前回より少し人が少ない気もしますが、それでも会場は大盛況。
J3クラスは予選2勝通過、2敗失格なので、ここで半数に絞られます。

予選の2局目は割りと長い時間指していたので、良い勝負になっていた様子。inkoはストレート2勝。お昼をはさんで13時からの決勝トーナメントに進みました。

inkoは初戦不戦敗というかシードのようで、一回戦の勝者である女の子と対局。この対局も長くなったので、もう少しでチェスクロックが入るところでした。

接戦を何とか勝ちきることが出来て、すぐに次の対局。


この時点でベスト16。こうやって空席が目立つ状態まで勝ち残った経験が無いので、今日はinkoの後姿が頼もしく感じます。
・・・と思っていたら、この対局で負けてしまいました。

戻ってくるなり泣き出すinko。
現場でここまで感情を出すのも珍しいんだけど、今日はもっと勝ち進みたい意欲が強かったのでしょう。

しかし、それはどの出場者も一緒。その気持ちがぶつかり合って勝者と敗者に分かれるのが厳しい現実です。強くなっていく過程で一度や二度ではなく味わう悔しさと、それをバネにして努力する事を、この先ずっと繰り返していかなくてはいけません。

指導して下さっているN先生は、目先の大会で如何に好成績を残すかではなく、もっと将来のinkoの成長を見据えてくれています。その時inko自身が級位時代の苦い経験として思い出し、これがあったから成長できたんだよなーと振り返れるように胸に刻んでくれるといいなと思います。


その後は指導対局会の抽選に並び、気持ちを切り替えて今日のイベントの残りを楽しみました。





inkoは塚田恵梨花女流との指導対局を引き当て、他の席では和田あき女流や真木野芳紀初段などもいらっしゃいました。


inkoが夢を叶えてアチラ側の席に座る日を楽しみにしつつ、後ろから眺めていました。
二枚落ちの対局中おそらくinkoに色々な読み・判断を投げかけ、最後はきっちり一手差の受けなしに追い込まれた上で勝利させてくれるという、指導将棋の技を見せていただきました。

その他にも午前中から出題されていた詰め将棋クイズの、大盤を使った正解発表を観覧。

優しくて実直な三浦九段のお人柄を感じる(?)トークと、いつまでも初々しさを忘れない塚田女流の切り返し。

・・・決してディスってなんかいないですよ。勿論。




舞台上でのお仕事を終えてお帰りになるタイミングなのに、図々しく写真撮影と握手をお願いしても嫌な顔一つせずに応じていただき、inkoを激励してくださいました。

この大会を一つの区切りとして、気持ちの面でも努力の中身の面でも、よりしっかりした土台を作り、芯の強さを伴う成長が出来るようにしていきたいと思っています。
親としても、責任は重大になってきましたね。頑張ります。


将棋歴(8歳の誕生日から):1年0ヶ月
千駄ヶ谷・将棋会館道場:6級 (8/16)
コスモス子供将棋道場:8級 (2/11)
将棋ウォーズ(10切れ):4級 (8/2)
81道場(オンライン):6~7級 (5/22)
大会参加回数:9回
大会通算実績(自由対局除く):23勝17敗
大会入賞歴:5位=1回

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