inko弟は妻と一緒に過ごし、私とinkoが千駄ヶ谷に行きました。
実は誕生日の前までに何回か「プレゼントは何が良い?」と聞いたところ、駒や扇子という答えだったので、将棋会館に到着した直後の休憩タイムに売店をブラブラしてみました。
まずinkoが飛んで行ったのがカウンター前のショーケースで、そこには前に来たときに欲しがっていた将棋駒がありました。在庫があって安堵した表情で戻ってきたinkoと、今度は扇子のコーナーへ。
欲しがっていた羽生竜王の扇子、売り場には並扇子『泰然自若』が在りました。
しかし扇子の作りは上扇子の方がしっかりしていて、小学生が扱うならそちらが良さそうだったので、隣に飾ってあった藤井猛九段の『涓滴』をお勧め。
「ほら四間飛車の神様だしさ、コツコツした努力が大きな力になるって事だから、inkoにピッタリじゃない?」
しばらく考えた後これが良いと心に決めた彼女と、もう少しショーケースを眺めていると、別の場所に藤井聡太六段(!)の上扇子『専心』が置いてありました。しかもお一人様一点限りと添えてあります。
「これさ、もう七段だから手に入らないやつだよね・・・ゴクリ」
「そ、そうだよね・・・ゴクリ」
「ど、どう?これでもいいけど、涓滴とどっちがいい?」
そっと指を指したinkoの希望通りの扇子と、最初に狙っていた将棋駒を両方プレゼント。
神様の敗北。
駒の方も本当は彫駒とかにしてあげたかったけど、単純に9歳の誕生日としては高価なので却下。
そういうタイミングではなく、初段を達成した時などのお祝いにしてあげたいですね。
さて道場の方は。
↓
今まさに手に入れたばかりの扇子を片手に、やや空いている道場で受け付け。前回は少ししか指せなかったので、体調が悪くならない限り今日はたくさん指してもらいたい。
不調だと思ったら何回休憩しに出てきてもいいから、やはり対局していく中で自分の調子の波とうまく付き合っていって欲しいです。
どうやら”将棋会館道場初挑戦”の学生の団体様が来ていたみたいで、級位認定状態の方との対局が連続することになりました。
認定中は絶対に認定済みの人としか当たらないので、その場にいた級位レベルの子は皆同様に認定対局となったようでした。
ルールとしては、認定中の方に勝ったら『0.5勝』負けたら『0敗』となります。リスクがないので思い切って指せるけど、それが逆に変な余裕にならないように気を付けながら声掛けしました。
結果は
- 未認定 二枚落上手 ×
- 未認定 四枚落上手 〇(半勝)
- 未認定 二枚落上手 ×
- 未認定 二枚落上手 ×
- 未認定 平手 ×
- 7級 平手 〇
- 6級 平手 〇
- 6級 平手 〇
- 6級 平手 ×
- 14級 二枚落 ×
- 12級 飛香落 〇
となりました。
本人の中では精一杯頑張ったと思える内容だったとの事なので、最後の一局まで気持ちを崩すことなく良く指しきったと思います。
結果をメモした紙を見て、やはり二枚落ちで勝ててないことが引っかかったみたいなので、「自分でその練習がしたいと思うなら、日課を終わらせてから好きなだけやっていいよ」と一言。
inkoは帰宅後にプレゼントの駒を(ニヤニヤを隠し切れない様子で)使って、二枚落ち戦を並べたりしていました。
自ら望んだ練習は気の済むまでやってもらって、課題だと感じたことを克服していって欲しいですね。
今日は昇級できなかったけど、徒労感よりも充実感を持って帰宅することが出来ました。
今週末の大会へ向けて、この良い状態を維持してくれるといいなと思います。
将棋歴(8歳の誕生日から):1年0ヶ月
千駄ヶ谷・将棋会館道場:7級 (7/31)
コスモス子供将棋道場:8級 (2/11)
将棋ウォーズ(10切れ):4級 (8/2)
81道場(オンライン):6~7級 (5/22)
大会参加回数:8回
大会通算実績(自由対局除く):20勝16敗
大会入賞歴:5位=1回
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