2018年4月1日日曜日

第3回さいたま市 小中学生将棋王将戦

本日、北浦和公民館で行われた「第3回さいたま市小中学生将棋王将戦」にinkoが参戦し、家族で引率と応援をしてきました。


勝敗から先に書くと、初級クラス(7~9級)で3勝2敗と勝ち越すも入賞ならず。
今回の目標は「次からは6級以上の部へ参加するにあたり、納得の対局内容で大会を終える事」だったので、それを達成できたかどうかは本人の胸の中という事でしょう。

父としては入賞や優勝を勝ち取って笑顔で戻ってきて欲しかったので、残念と言えば残念です。
ただ今回はある部分では成長を見ることが出来たので、勝敗の数は前回より下がったものの全体として良かったのではないかと考えています。

以下、一日の流れと感想を。




この大会のあと私の実家へ家族全員お泊りするので、キャリーケースをガラガラ引きながら北浦和駅に到着。まずはコインロッカーを探したものの見当たらず。そのまま公民館へ到着となりました。


全7クラスで総勢260名。公民館の各部屋の定員に合わせて、対局室が割り当てられます。
まず案内があるまで一番広い部屋で全参加者が待機。この段階で混沌の渦中に放り込まれた感じでした。inkoは大丈夫だろうか?!心配であるが人が多くて近づけない。

一番最初の写真が、初級クラス61名の部屋。またinko以外にも、春日部将棋道場の友達Fさん姉妹は親睦Bクラスに出場。そしてtwitterでフォローして下さっているFさんの甥っ子さんは王将クラスへ出場!  スゴスギル


これだけ規模の大きい大会だと、運営スタッフも相当な人数が要ります。申し込みの段階で参加者の父兄から運営ボランティアを募っていて、今日は大変お世話になりました。ボランティア参加者の子供は一人だけ参加費免除で出場できますし、女流棋士の指導対局にも参加できていました。



いつも通りスイス式5回戦だったと思うのですが、勝ち点などの詳細は私は把握できませんでした。一局目開始前はinko弟と一緒に部屋の外にいたので聞いてなかったのと、何はともあれ今日は頑張ってくれさえすればいいと思っていた・・・というのもあります。

今日のinkoについて

緊張によるものなのか油断しているのかはわからないけど、集中力を欠くこと甚だしい感じでした。本戦が終わって慰安戦に入った途端にイキイキしたいつものinkoに戻る、その変わりようが凄かったので、もうすこし大会参加数を増やして場慣れと自信を身につけてもらおうと思いました。

良かった点としては、自分の将棋を大きく崩さなくなった事。
相手の外見的要素(駒音が異常に高いとか貧乏ゆすりしているとか)や、指し手(何の迷いもなく急戦を仕掛けてくるなど)によって勝手に自分から崩れることもなくなり、早指しにつられずにしっかり考えているようでした。

その結果、大きな悪手を指す回数が激減して、それがinkoの将棋の安定感を増しているような気がします。
前回1月末の大会から2か月間の努力は、上方向の伸びよりも土台がしっかりした事による『ムラの大きな下振れが無くなって平均棋力が上がった』という成果を実らせたのだと感じました。

なので、今日の”結果”として父は満足していませんが、”内容”としては練習の成果を出せて良かったと感じています。
これは遠吠えに聞こえてしまうので小さな声で言わせてもらいますが・・・



2敗した相手のうち、一人は本日の優勝者、もう一人は6位入賞者だったので、健闘したと褒めていいかなと思ってます!



inko本人も『半分は満足で半分は不満な内容だった』と話していました。6位入賞の子とは特に接戦だったし、あと少しで自分が入賞だった実感はあるのでしょう。
勝負にタラレバはありませんので、もちろん惜しくても負けは負けです。
そこまで健闘した満足と、勝ち切れなかった不満と。一局の重さ・一手の重さを身にしみて感じて欲しいと願ってます。


inkoの慰安戦も終わって、表彰と抽選会が始まりましたが、この時点で王将クラスは全員5局目が始まってない状態。有段クラスの一部の子も5局目が終わってなくて、それ以下の部の子達だけで行いました。

春日部将棋道場のRちゃんは2勝3敗、妹のYちゃんは1勝4敗。しかし慰安戦で実現した姉妹対決はYちゃんが制したとの事。確実に力をつけてきて良いライバルでもある姉妹は、ホントにこの先も楽しみです。
上の子に付き合ってくれてるFさんちのKちゃんと我が家のinko弟が、実は影の功労者であることも忘れないようにしたいですね。

一方twitterのFさん甥っ子くんは、無事に入賞を果たしたとのこと。部屋が別で状況もわからず、段位者の真剣勝負の途中なので特に待ち合わせもせず今回お会いしてご挨拶するのは実現しませんでした。


今日のことについて話しながら帰るinkoと私。
悔しさはあるけど虚しさは無く、inkoの自覚もありそうなので、きっと次回からの6級以上の部門出場でも、早い段階で勝ち越せるように頑張ってくれるものと思ってます。
それを以って、今日の成果はやや不満もあるけど褒めるに値するとしましょう。

よく頑張りました。


将棋歴(8歳の誕生日から):0年7ヶ月
コスモス子供将棋道場:8級
春日部棋道舘道場:7級
81道場(オンライン):6~7級
大会参加回数:5回
大会通算実績(自由対局除く):10勝10敗
大会入賞歴:5位=1回

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