今はとにかく大会前のラストスパートとして、なんとか弱点を一つでも補うことに集中しようという気持ちでした。
四間飛車の本は常に読んでいるし、終盤力もなかなか良いものがあると思うので、直前に特別何か気にしなくても普段どおりの本読みをやっておけば心配ないと思うからです。
駒組みが終わって相手の出方を伺うところまでは良くても、最近のテーマである『中盤を自分の将棋にする力が不足してる』のを何とかしたい。今の級位と将棋の経験値、それに年齢を考えれば無理もない話ですが、上を目指すなら少しずつでも克服というか知識の上乗せをしていかないとね。
土曜日に子供同士の対局で7連勝したあと館長と2枚落ちの対局をしてもらい、覚えたばかりの銀多伝定跡の形が長く続き、形勢をギリギリ保ったまま寄せに入って無事に詰ませたinko。
私から見れば、定跡通りの手を定跡通りに指せるだけで凄いと感心するのだけどね。
ちょっと自信を持ったみたいだったので、『日曜日の春日部でも2枚落ちをたくさんやると思うから、他の定跡(△5五歩止めや二歩突っ切りなど)も軽くさらっておいて、数回は勝てるように頑張りなよ』と言って翌日に臨ませました。
常連Sさんとの6枚落ちで危なっかしい思いをしながら勝利した後、訪れた高校生くらいの若い男の子と対局していただくことに。2枚落ちにしてもらったので、優しそうな雰囲気とは裏腹に、きっと段位レベルの方なんだろうと予想。
(後で壁の掲示を見たら二段をお持ちのH君でした。inkoは6級だったか7級だったか分からなくなったので掲示通り7級ということで。)
途中で私はinko弟を連れて退出したので内容は見てないけど、しっかり感想戦で手筋や判断のポイントなどを学ばせて頂けたようだ。
ここが小学生同士の対局と違うところで、上級位者と何局指しても感想戦をしないから、大抵学びの無い対局になってしまいます。それが『見守る父』としての悩みの種なのです。
棋譜があればソフト解析ができて悪手とか形勢がわかるけど、候補手や読み筋を見ても、その狙いなどを自力で汲み取れない時が多いので困るんですよね。
文章として表しにくい流動的な局面で、上手な方には何が見えててどんな手で勝利を手繰り寄せるのか、丁寧な説明まで一生懸命してくれて本当に有難いです。
笑顔で優しく語ってくれるH君だけど、彼の瞳や語り口調から真剣さや勝負に対する強い気持ちが溢れてるのを感じました。
彼はこのブログを見て春日部将棋道場の存在を知ってもらえたと聞きました。
H君にとって思ってたのと違うか想像通りかわからないけど、紹介した人間としては気に入ってもらえたか心配である。
inkoに教えてくれる時も負担にならないよう、普段通りH君自身が楽しんで指してくれたら嬉しいです。
ちなみにH君は下の名前で略させてもらってます。もう一人、初段の少年A君と苗字イニシャルが被っちゃうのでね。inkoとより近い世代の方が増えると良いな~と思ってます。
将棋歴(8歳の誕生日から):0年7ヶ月
コスモス子供将棋道場:8級
春日部棋道舘道場:7級
81道場(オンライン):6級
大会参加回数:4回
大会通算実績(自由対局除く):7勝8敗
大会入賞歴:5位=1回
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