2018年3月23日金曜日

銀多伝定跡と初段への道

藤井聡太六段の快進撃も凄まじいですが、羽生竜王が佐藤天彦名人への挑戦権を獲得というのも貫禄を感じる素晴らしいニュースでした。
もっと身近なニュースではNHK将棋フォーカスで放映された、乃木坂46伊藤かりんちゃんの初段認定試験。二枚落ちな上に持ち時間にも差をつけたとはいえ、森内十八世名人に勝てたのなら初段以上ありそうな気がしちゃいます。

かりんちゃんが手渡されていた初段の免状、inkoも自分の頑張りの証としていつか欲しいと思っているようなので、将棋世界の昇段コースを初段で応募し始めました。先月まで級位コースをやってたのですけどね。
問題を解いて解答理由をinkoに説明してもらってると『なるほど流石だなー』と感心するほど深く読めてるのだけど、結局毎月応募して点数を蓄積していけば規定の点数に届くので、実際の対局時の棋力と別物だと言われちゃうと反論できません。
しかし名実ともに初段になるには、まだまだ時間がかかりそうです。

そんなinkoは現在「銀多伝定跡」を勉強中。
前述の初段認定で伊藤かりんちゃんも使っていた定跡ですね。


二枚落ちの下手側の定跡で、”歩を伸ばして4筋、3筋の位をとる”・”左銀を右斜めへ上げていって4筋に銀2枚+金の壁を作る”・”飛車は5筋に振る”という特徴があります。

定跡解説サイトに書いてあった手順をソフトに入力していって、棋譜用紙形式でプリントアウトしました。

棋戦で記録係の方が書き込んでいるのと同じ様式とのことで、棋譜並べ用にデータベースのサイトからダウンロードした物も、全部この形式でプリントしてファイリングしてあります。

いつかこういう仕事をするようになった時に、様式に慣れていたほうが良いのでは・・・いや女流なら読み上げの練習しなきゃ!とか妄想しております。


今は道場で相手をしてくださる有段オジサマに二枚落ちで負けても仕方ないという感じだけど、このままではずっと自分に言い訳しながら今の棋力に甘んじてしまう気がします。
あまり大きな事ばかり考えてても現実味が無いので、やっぱり見えるぐらいの距離に目標の旗を立ててあげたほうが良いみたいですね。

というわけで↓


しばらく先までの上達進度を計る物差しとしては、
1、アマ有段者との対局(春日部でもコスモスでも意外と機会が多い)
2、子供同士の対局時や大会の出場部門の目安
3、戦法の勉強(レパートリーを増やすなど)
で見ていこうと思っていて、現状は以下の感じ。

=二枚落ちで殆ど勝てない。1回だけ勝った話を聞いた。
=同じくらいの棋力の子が居なくて、上の子にいつも負けてる。今度の大会は7~9級の部だけど、5月20日は4~6級の部に出場。
=ノーマル四間飛車以外でしっかり勉強しているのはない。銀多伝と対居飛車穴熊を少し勉強。

この次の目標レベルは、
=二枚落ちで3割くらいは勝つ。
=4~6級部門で5戦2勝以上。道場でも3割以上くらい(対上級位者)
=四間飛車の対居飛車急戦は定跡本を2周くらい読み終わる。対苦手戦法でも勝率3割以上を目標に勉強する
といった感じ。これは将棋を始めて1年になる8月くらいまでに達成して欲しい。
あと4ヶ月以上あって大会にも数回は出るはずなので。

ここから先は本人なりの進度でいいから、しっかり応用が利くように身につけて欲しい。
=二枚落ちで互角の5割の勝率達成
=4~6級部門で入賞ができる。1~3級の部に出るかは少し迷うくらい。
=穴熊とか苦手戦法を指されても焦らないで対応できる。
これで町道場レベルの3~4級くらいの棋力になるのかな。
ここまでくるのは独学だと少し時間もかかるだろうけど、多分inkoなら到達できると信じてます。

さらに先を目指す頃には将棋連盟のスクールとか考えてあげたいところ。しっかりと学ぶ環境さえあれば、
=時々しか勝てなくてもいいから、平手で指したいというレベル。
=1~3級の部に出る。時々勝ち越せるかどうか。
=ひと通り苦手は克服して、多少勝率が落ちる程度にとどめる。
という目標までは届くはず。これでたぶん初段手前くらい。

ここまでを今から2年間、小学5年生になるまでに達成できれば順調なペースといった感じじゃないだろうか。7~8級レベルから2年で初段目前。inko次第では全然早く達成できるペースだと思うけどどうでしょうかね。

仮にアマ初段から2段レベルに到達しても、小学生の県大会クラスでは入賞レベルに及ばないでしょうね。だから女流棋士希望の研修会へ入りたいならなおさら、上に書いたペースを目安に頑張って欲しいと思ってます。


将棋歴(8歳の誕生日から):0年7ヶ月
コスモス子供将棋道場:8級
春日部棋道舘道場:6級
81道場(オンライン):7級
大会参加回数:4回
大会通算実績(自由対局除く):7勝8敗
大会入賞歴:5位=1回

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