2018年3月19日月曜日

子供は特に最初が難しいね、という話。

この数週間は注目の棋戦が立て続けに行われましたが、何はともあれ豊島八段の健闘に大きな拍手を送りたいです。過密日程の中で着々と勝利を重ねる姿に、見えない部分での苦労はいかほどかと想像せざるを得ません。
結果は残念でしたが、あの姿こそ子供に見せたいと思う立派なものでした。

NHK杯も山崎八段の見事な勝利で今期のフィナーレを迎え、来週の放送は女流出場者の決定戦(来期分)らしいです。inkoは絶対に気になるはず。私は同郷という事もあって上田初美女流を応援します!でも加藤桃子女王も爽やかな笑顔が素敵ですね!(個人の感想です)

そういえば去年のinko初大会となった「テーブルマーク子供大会」の日に行われた「JT杯日本シリーズ」の決勝は、山崎さんと豊島さんの対局だったなぁ。時間の都合で見ずに帰っちゃったけども。
次にそういう機会があれば、魂のこもったプロの対局を現場で観戦してみたいですね。


さて、話はコスモス子供将棋道場に移ります。
少しずつだけど来場する子供の数が増えてきています。市内の小学校の新学期が始まる時に再度チラシを配布する予定らしく、来月からはさらに賑やかになるに違いありません。

まだ手合いの受付も寂しさが漂っていますが、大盤も設置され本も何冊か増え(支部長の私物らしいです)、器としての”道場らしさ”は完成されつつあります。

日本将棋連盟のホームページで、安食総子女流による「揮毫(きごう)」のお話が掲載されてましたが、コスモス道場の壁には本田小百合女流の揮毫が飾られています。

お二人とも月イチの久喜市将棋子供スクールでお世話になりました。
特に本田小百合女流や竹部さゆり女流は、もう顧問棋士のような存在になってます。ただ来月以降は毎回3名だった女流棋士さんを1名にするそうです。残念。
私が現場にいない日に限って、貞升南女流や和田あき女流がお見えになったそうで、今後お会いできたらと楽しみにしていたのですが・・・。

話がミーハーな方向へ逸れてしまったので本題に戻ると、コスモス子供道場の受け入れ態勢が統一されていない感じがして、せっかく来場した初心者のお子さんや親御さんが困惑しないか憂慮しているのです。




コスモス子供支部と道場の目的としては、子供たちに将棋を普及させることと久喜市から立派なプロ棋士を輩出することの両方なんだと思います。
運営は多くの皆さん(久喜市愛好会支部や桜将会埼玉支部の方々)のお力によって成り立っていて、それぞれ熱い思いがあって尽力して下さっているわけです。すると当然そこには色んな考え方が混ざったり、子供の対応の得手不得手もあったりします。

将棋を嫌いにならないように楽しさを伝えることと、礼儀礼節や正しいマナーなどを厳しく最優先することは、どちらも大事だけど相反する一面があります。
inkoは放っておこうが厳しくしようが特に問題はないのですが、ホントの覚えたての子供は不安も緊張もあって、多くを求めるのは難しいと思うんですよね。
かといってチヤホヤしすぎて、将棋に集中しなくてもいい環境になってしまうと、それはただの『将棋が指せる児童館』のようになってしまいます。

”将棋が好きなら自分から積極的に何かを覚え、どんどん対局して強くなっていけ!”というのが通用するのは、多少の棋力と将棋に対する思いが必要だと思うので、最初はとにかく「ここに来るのが楽しい」という気持ちが消えないように、最低限のマナーやルール、対局の仕方を徐々に伝えていってほしいです。

そして最も大事なのは、そういった方針や接し方の認識を現場の皆さんが共有するということです。人によって違うことを言ってしまうと子供は何を頼っていいかわからなくなります。親御さんも不安になってしまうと思います。

コスモス子供将棋道場が発展していって欲しいし、もっともっと多くのお子さんが来てくれるといいなと思っているので、子供を相手にするというのは大変な事だけど引き続き支部の皆さんには宜しくお願いしたいです。
そして最初は誰でも初心者なので気にすることは無いですから、迷っているお子さんは是非道場に来てみてください。
将棋を知りたい、うまくなりたいと思ってもらえれば知識を深める気持ちが出てくると思うので、負けて悔しい時でも乗り越えていけると思います。

長文になってしまったけど、これからもコスモス子供将棋道場が良くなっていければ嬉しいです。


将棋歴(8歳の誕生日から):0年7ヶ月
コスモス子供将棋道場:8級
春日部棋道舘道場:6級
81道場(オンライン):7級
大会参加回数:4回
大会通算実績(自由対局除く):7勝8敗
大会入賞歴:5位=1回

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