2018年2月14日水曜日

一回り強くなるために、定跡の勉強を始めよう

今日の帰宅途中、久喜市将棋会館となった場所の前を通ったら、コスモス子供将棋道場オープンの準備が着々と進んでいる様子でした。


館長の横山氏は久喜将棋愛好会支部の支部長でもいらっしゃいます。
スクールや大会でも運営・進行の現場で中心となり、厳しくも優しい目で子供に接してくれるので、近所にカミナリ親父がいた頃の団塊ジュニア世代の私としては有り難い存在です。
今のご時勢、人の子をしっかり叱ってくれる方が少ないですからね。

さて。忘れていたけど今月の10日で、inkoが将棋を始めてからちょうど半年となりました。
駒の動かし方から初めて、8枚落ちとか「15手先指し将棋」とか色々な工夫をしながら平手で指せる日を待ち望んでいた頃と比べると、本人が頑張った甲斐あって強くなってくれました。
今じゃ私のほうが、同じ負けでも大差にならないようにするので精一杯です。

もっとも私はほんとに弱い。こないだ始めたオンラインの81道場でも順調に級位を下げてます。新規アカウントは皆同じレートの9級からスタートしますが、私は早くも10級になりました。
将棋倶楽部24よりも丁度良い強さの相手と当たりやすいし、おそらく本人の棋力に近いレートに落ち着くと思います。11級くらいで踏みとどまりたい。

inkoも最近は脱初心者の壁にぶち当たっている気がします。何とかサポートしてあげたい。


大会で入賞してから弱くなったわけじゃないけど、inkoと同じかそれ以上に努力している相手と当たったり、コンピュータの対局もレベルを上げたりしているので、圧倒的に勝つケースが減ったのだと思います。
勝つときは紙一重、負けるときはコテンパンな時もある。でもこれは成長していく上で普通な事。

これまでは詰め将棋であったり手筋や受けの勉強と、個別の場面に対応できる基礎力を自己流で学んできたけど、ひとまず得意戦法がノーマル四間飛車で落ち着いてきたし、そろそろ相手の戦法別の具体的な定跡を覚える必要が出てきたのだと感じてます。


以前購入した藤井猛九段の「四間飛車を指しこなす本」にすすむ前に、今まで具体的な勉強をしてこなかった居飛車の戦法、特に大会でよく見る急戦策について勉強してもらおう。
これホントは私がinkoの練習台になれるように勉強しようと思って買った本なんですけどね。
居飛車側の目線で見た対振り飛車の序盤戦について、非常にわかりやすく書いてあって目から鱗です。

自己流で必死に考えぬいて指した一手が既に定跡化されている手だったとしたら、みんな本で勉強して既に知っているわけです。考える事は無駄ではないですが、先人の知恵を上手に取り入れる事で勉強を効率化するのが、言わば「上達の定跡」。

この先は更に甘くない相手と対局していくinkoにとって、そうやって棋力を磨いている子との真剣勝負に怖気づかずに戦って欲しい。
だから『やられると怖い戦法』や、『自分が指さないからと目を背けてきた戦法』ほど、定跡を知って克服していって欲しいと思っています。
そしてその実践の場として、コスモス子供将棋道場が近くにできたのは本当に嬉しい事。
1局でも30分でもいいから、可能な限り通って場数を踏んでくれるといいな。


将棋歴(8歳の誕生日から):0年6ヶ月
コスモス子供将棋道場:8級
春日部棋道舘道場:9級
81道場(オンライン):9級
大会参加回数:4回
大会通算実績(自由対局除く):7勝8敗
大会入賞歴:5位=1回

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