2017年12月4日月曜日

振り飛車の入門に向いた本とは

inkoが今、大会などでよく指すのが「右四間飛車」。居飛車の腰掛け銀の形で、飛車を4筋に振る戦法です。
彼女の場合、囲いはカニ囲いのまま急戦になるというか、相手に攻められて囲っている暇がなくなるという感じ。本来は雁木囲いや左美濃でこの形になるのが多いのかな?

前に書いたように、とりあえず3か月で1勝を挙げるような、奇襲策やハメ手ではなく意外性のある戦法という意味で覚えてもらったので、テーブルマークこども大会も終わった今、あらためて自分の得意戦法を一つ持ちたいねという話になった。

女流棋士の方に振り飛車党の先生が多いという事もあるし、テーブルマークこども大会で藤井猛九段と握手したinkoに「振り飛車の魂が宿ったね」なんて言ったのを覚えていたのか、「振り飛車もやってみて、それから得意戦法を考えたい」と言ってきた。



11月の将棋スクールの時、桜将会の方に「定跡を覚えると強くなりますよ」とアドバイスを頂いたこともあるので、何か本を買ってあげよう。
そこで四間飛車の入門書を選んでいたのだけど、入門とはいえ大人が読む前提のものはinkoには難しすぎてしまう。とはいえ子供向けの本は物足りない気もする。

そして図面が多くてわかり易いというレビューの多かったこちらを探してみることにした。
「マイナビ将棋BOOKS 振り飛車入門」
著者:戸辺誠

対十枚落ちでの解説から始まって、居飛車との基本的な戦い方がわかり易く書いてある。
局面図が多用されていて、頭の中で局面を思い描きやすい。一局の将棋を数ページに渡って解説する形式で、所々ページをめくる前に「次の一手」形式の問いかけがされており、楽しみながら読み進めていける。

inkoもこれでまずは振り飛車の基本的な考え方からノーマル四間飛車の定跡を覚えてもらって、慣れてきたら藤井猛九段の「四間飛車を指しこなす本」を買ってあげようと思っている。

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